VTR(250)

主なデータ

車名 VTR(250)
型式 MC33型
発動機の型式 MC15E型
カラー キャンディタヒチアンブルー
発動機の形式 水冷4サイクルV型2気筒横置DOHC(4バルブ)
総排気量 249t
最高出力 32PS
最大トルク 2.4kg-m
乾燥重量 141kg
改造箇所 ディトナ メーターバイザー
キジマ ボックスキャリア(必要に応じて装着)


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燃料消費率(レギュラーガソリン)
短距離(街乗り):約30km/L
通常運転:約30km/L
長距離(ツーリング):約24km/L


●長所
 なによりも車重が軽いことが一番です。直前に乗っていたCBR1000Fと比べると、それはそれはホントに軽く感じます。そのため取り回しもとても楽です。また、Vツインの細い車体と相まって、町中の非常に扱いやすいです。
 燃費もなかなかのものです。VT系のエンジンの伝統的特徴でもあるかと思いますが、とても助かります。ただ、これでミッションが6速あれば、もっとよくなるのになと少し残念ではあります。VT系のエンジンは丈夫さでも定評があります。エンジンそのものは、低速にふってあります。そのため、低回転でもそれなりに走ることができます。また、90度Vツインなので回してもそれなりにOKです(まわして面白いかといえば?マークですが)。低回転のVツインのドコドコ感を楽しむのもヨシですし、回してそれなりに走るのも問題なしです。
 02年12月のマイナーチェンジでタコメーターが追加装備されました。私のVTRはマイナーチェンジ後のモデルなのですが、スピードメーターもタコメーターも水平指針です。これは好みにもよると思いますが、私にとってはスポーツ車以外では結構ポイント高いです。普段使用するところが一番上にきて見やすいというのが水平指針のポイントです。この辺は自動車の歴代スカイラインの主管をなされていた桜井氏から感化されたものだと思われます(^_^;;。これに対して垂直指針のメーターはレーシーで、それはそれで雰囲気があって好きなのですが。ともあれ、VTRの性格を考えると水平指針が似合うかな〜とか思っています。
 また、VT系のエンジン搭載車種はバイク便の使用比率がとても高いです。価格面や維持費の面での影響も大きいでしょうが、信頼性などの問題もあると思います。プロも認めるバイクといったところでしょうか(でも業務用バイクのイメージも/笑)。
 私の使用目的は、長距離・長時間ツーリングなので、仕事で長時間(その結果として長距離)使用されているVTRは、それなりの理由があってのコトと思い、使用目的に合致する可能性が高いと判断し、購入しました。VTRのオプションや社外品は少ないですが、バイク便仕様とするパーツはありますので、それを流用できるのも面白いところです。

●短所
 タコメーターやハザードも装備された新しいVTR、自分的な短所は少ないのですが・・・それでもやはりミッションは6速が欲しかったです。パワーは確かに少ないですが、不足ということもありませんし、低速へのシフトを考えれば、十分アリだと思います(それでも、往年のVTを思えば少し寂しくはありますが)。でも、高速道路を走る時や、町中を60km/h流す時に、もう少し低い回転で走りたいな〜と思ってしまいます。理由は、高速道路では燃費の問題が、一般道では、もう少しツインらしさを味わいたいということがあります。
 また、カラーオーダープランで、白いホイールが無くなったのが個人的に残念です。
 積載性はあまりよくありません。平たいシートなので、それなりに荷物を載せることもできそうですし、フックも追加してやれば、荷物の固定の問題もなんとかなりそうです、が、シートカウルに傷がついてしまいそうです。シートカウルに傷をいれないようにしての積載性というと、あまりよくないということになってしまいます。私はツーリング時にリアキャリアを装着することで解決しました。
 そのシートカウルですが、シートと一体となって外れてしまうのにはちょっと驚きました。また、シート&シートカウルを外したら、タイヤが見えてしまうのも驚きです。リヤタイヤの跳ね上げた水しぶきがハーネスを直撃するのがとても気になります。
 高速道路を走るにあたって、風圧も気になりましたが、メーターバイザーで一応、解決です。思いっきり伏せれば、それなりの効果を感じることができます(根本的な解決を求めるとしたら・・・はじめからネイキッドを狙わないことでしょう)。

平成14年12月にマイナーチェンジされた新しいVTRのメーターです。

写真では見えにくいですが、1.1kmの走行距離が嬉しい新車です!

また、この水平指針もメーターもお気に入りです。



●追記(平成16年3月27日)
 ちょっと悩みましたが、半年で買い換えてしまいました。決して悪いバイクではないのですが・・・
 CBR1000Fから乗り換えで、得たモノと失ったモノを比較してみて、自分の生活を考えてみると、買い換えた方がよいかなと思ったのでした。
 ○得たモノ
  軽い車体でどこでも気軽に移動できるコト
  初めての新車という満足感
  のんびり走れると気持ちよさ
 ○失ったモノ
  絶対的なパワー&スピード
 ・・・まぁ、以上の2つは、買い換える時にわかっていて、納得していたつもりなんです。
 ○得られると思ったけれど、そんなに得られなかったモノ
  燃費(一般道の燃費は良いのですが、高速道では思ったほどのびませんでした。高速を主体とする私のツーリングでは少し期待はずれでした。)
  ドコドコ感(V2らしい鼓動が思ったよりも味わえなかったです。スパーダやゼルビスよりも低速があるとのことなので、もっとV2を楽しめるかと思ったのですが・・・)

 で、買い換えを決意したのはこの「得られると思ったけれど、そんなに得られなかったモノ」が原因だったりするのです。
 また、写真も趣味で、バイクの写真を撮ったりもするのですが、実車の美しさがうまく写真に出ない(もちろん私の腕が悪いというのが原因ですが)というのもあったりします。ツーリングの写真では、VTRのフォルムの美しさがキャリアで崩れてしまいますし・・・。
 そんなこんなを考え、思い切って買い換えを決意しました。

 そんなVTRライフでしたが、やっぱり京都日帰りツーリングが一番の思い出です。京都市内では軽い車体のVTRがとても良かったです。


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