AX-1 |
主なデータ
車名 | AX-1 |
型式 | MD21型 |
発動機の型式 | MD21E型 |
カラー | トラッドブルーメタリック |
発動機の形式 | 水冷4サイクル単気筒横置DOHC(4バルブ) |
総排気量 | 249cc |
最高出力 | 29PS |
最大トルク | 2.6kg-m |
乾燥重量 | 116kg |
燃料消費率(レギュラーガソリン)
短距離(街乗り):約28km/L
通常運転:約30km/L
長距離(ツーリング):約33km/L
●長所
一番は、街中走行に最適なことです。道具としては非常によいモノでした。
幹線道路での深い轍も、舗装の荒いところも、また突然の工事中(砂利道)も、その長いサスでなんのそのでした。そして、歩道を横切って、道路脇の目的地(ビルとか・・・)へ出入りするときは、歩道の段差もそんなに気にしなくて良かったです。
燃費もよく、高速道路も使用でき、積載力も高いです。また非常に軽いので取り回しも楽々です。
また、ゆっくりと走る時は単気筒のトコトコ感も楽しむことができ、元気よくまわして走る分にも単気筒としては意外となめらかに頑張ってくれます。
●短所
流れの速い高速道路では、少々辛いもモノがありました。
また、オン・オフ両用のイメージだったのですが、実際は未舗装路も走れるオンロードバイクです。スポークでないホイールは激しいOFF走行には耐えられないそうです。
●思い出
朝は天気だったのに、夕方には雪になった日がありました。太平洋側なので、そんなに積もるコトは少ないのですが、その日はあっというまに積もってしまいました。会社を定時で上がったときはまだ積もってなく、バイザーに付着する雪が邪魔なくらいでした。片道約30kmの道のり、大丈夫だろうと思っていたのですが・・・。約10km走行したらもう、車は立ち往生状態で渋滞になってしまいました。当時の家まで数本の大きな橋があり、それらは全て急勾配になっていました。当然、車は滑り落ちてきます。
後ろのドライバーとかと協力して一台づつ押し上げて、通過していたのですが・・・やがてそれも不可能に。AX-1は徐行しながらだと、なんとか上れていました。それにしても、雪は積もるばかりです。他のバイクの方もみなさん諦めて、バイクを歩道等に止め電車へ向かわれていました。不精者の作者は、後日バイクを引き取りにくるのがめんどくさいなと思い、この時点でもなんとか自走しようと努力していました。やがてほとんど自走する車はなくなり、両足をペタペタとつきながらなんとか走っていました。急勾配にもやがて慣れ、轍を利用しながらえっちらおっちらと上っていきました。下りは止まれないので怖かったですが、まぁ、他に通行するものは無かったのでなんとか無事でした。
そして、帰宅するとすでに深夜でした。約6時間くらいかけて帰宅したことになります。また、当然翌日は激しい筋肉痛でした。しかし、途中、多くのライダーが通行を諦めて鉄道に切り替えた頃には、鉄道も止まっていたので、バイクで帰宅できたことは幸運だったと思っています。
これも、AX-1は、車重がかるく、ブロックパターンのタイヤで、エンジン特性も低速からフラットだったのが良かったのだと思います。もし大型バイクとかだったら、途中で諦めなければならなかったでしょう。もしくはコケていたかも・・・
また、筑波山へのんびりツーリングへ行ったのもよい思い出です。
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