31 通行料金&税金


本編の各論点とは別のここはオマケのページだったりします(^-^)
(本編へはこちらから)
通行料金や税金について、作者の思うことを簡単に書いたりしたいと思います。
ちょっとした雑談程度のモノです。

−目次−
自動車ユーザーからの税金を転用しないで!〜2(平成13年3月17日)
自動車ユーザーからの税金を転用しないで!(平成13年1月8日)
通行料金と税金について(平成13年1月4日)

自動車ユーザーからの税金を転用しないで!〜2 平成13年3月17日
 くわしい日付は忘れてしまいましたが、以前新聞に「路面電車の為に道路の特定財源を」と書いている人がいました。環境にもやさしい路面電車は市民の足として重宝されていて、ヨーロッパでも見直されている交通機関であるが、採算性の問題から日本では廃止されることが多い。そこで、財政的バックアップをしようというモノなのだが、その財源として、環境への負荷の高い車からの乗り換えという点で、道路の財源を使用すればどうかという内容でした。
 しかし、現在、道路の建設費用は有り余っているわけでもなく、道路が充実しているワケでもありません。都市部の慢性的な渋滞による環境への影響は大きいと思いますが、それを解消するための道路は不足しています。これらが整備されれば、環境への悪影響も緩和される(自動車社会の利便性と環境の両立の)可能性もあります。もちろん、現在の自動車社会を否定するのは簡単な発想かもしれませんが、当面の現実問題としては不可能なことだと思います。故に、両立の為には道路は不足しているわけなのです。
 また、交通体系を見直す為に、総合的に税金を使用するなら、その負担も総合的にするべきです。道路の特定財源は、自動車ユーザーが支払っているものです。それを安易に他の交通機関に組み込むことは、受益者負担に反すると思います。よって、税そのもの見直しが必要となるのではと私は思います。もちろん、自動車も交通の一員であるため、税負担はあって当然ですが、受益と負担の因果関係を明快にして、受益に応じた負担としてほしいものです。
 ・・・でも、因果関係を無視して取りやすいところから取るというコトでは、自動車関連の税金は取りやすいのかもしれませんね、タバコなんかと同じで・・・

●自動車ユーザーからの税金を転用しないで!
 平成13年1月8日
 道路を整備する為に、特別に設けられた目的税が、自動車に関していくつかあります。ガソリンなんかにもかけられています。
 ところが最近、政府(政治家)におていて(行政=官僚でなくての主導でなく)、これらの税金を整備新幹線の財源にしようかという話しがのぼったことがあるようです。
 しかし、道路の整備は十分とは言えないと思います。都心部の慢性的な渋滞を見てもそれはわかると思います。環状8号線は、環状とイイながらも半円です。現在では高速道路に税金は投入されていませんが、首都圏では3環9条と言って、9本の各地方へのびる都市間高速道路を3本の環状高速線で結ぼうという計画があります。しかし、現状では完全な環状線として機能しているのは首都高の内環状線のみです。特に西側の地域で整備が遅れています(環境問題や用地買収の都合で遅れているようです)。いろいろと問題があって遅れているのですが、お金が余っているというワケではありません。自動車ユーザーからお金を取るだけ取って、勝手に鉄道に回されては困ります。また、仮に予算が余っているのなら、とりあえずはこれらの税金を減税するべきです。
 自動車のユーザー団体であるJAFは、ユーザーの利益を守るためもっと頑張ってほしいなと思います。JAFさんよろしくお願いします。
 少し話は変わりますが、燃料にも道路財源は含まれているのですが、ボートの燃料として購入してもそこには道路財源の為の税金が含まれています。道路財源と水上交通とは無関係です。ここにもちょっと矛盾があります。

●通行料金と税金について 平成13年1月4日
 ここのHPでは、通行料金と税金を一つにまとめているワケですが、両者は非常に似た性格であると考えているからです。
 車関係の税金では、道路財源を目的とした税金が代表的だと思います。一般道をつくる為に公な機関である政府(国や地方自治体)に集められた(徴収された)お金が、自動車税等の税金です。
 では、「高速道路の通行料金は?」と言いますと、高速道路をつくる為に公な機関である道路公団等に集められたお金です。道路は本来税金でつくるものであるという考え方があります(公共財という考え方)。だから言い換えれば、高速道路の通行料金は「高速道路通行税」とも言うことが可能なのです。
 以下余談ですが、NHKの受信料も、考え方によってはテレビ保有税ということができたりします(^^;;

 


道路問題に戻る

道路案内標識に戻る