トラック等の昼間点灯について


まず個人的な結論・・・(^_^;;
トラックや乗用車のヘッドライト・補助灯の昼間点灯にとりあえず反対です。

 最近、トラックや営業車のヘッドライトの昼間点灯が行われつつあるようです。仕事場の近所に赤褌飛脚の集配センターみたいなのがあるため、比較的そこのトラックを見る機会も多いのですが、やはり点灯してる車両が多いです。
 トラック(特に大型)が関係する事故は、被害も大きくなりやすく、その為、まわりからの被視認性を向上させるという目的で始まった運動のようです。そして、それがタクシーなどにも広まっているような感じです。
 もちろん、昼間であっても悪天候時など必要な時は、ヘッドライトや場合によってはフォグランプなど補助灯の点灯は当然だと思いますが、通常の場合においての昼間の点灯について考えてみました。

 似たような運動が以前にもありました。それは自動二輪車や原付の昼間点灯です。車両本体が小さく、被視認性に劣る二輪は、ドライバーから見て(四輪車に比べて)遠くに見えたり、また存在自体を見落としてしまったりということが多くあるようです。その為、ライトを点灯することによって、被視認性を向上させ、二輪事故を減らそうというものでした。私はこの運動のデータをもっているワケではないので、正確な数字を上げたりすることはできませんが、それなりの事故防止の効果はあったと聞いたことはあります。そして、常時点灯の二輪車が登場します(ヘッドライトのOFFスイッチがなくなりました)。メーカーの自主規制という形を経て、現在では国内新車の販売においては義務となっていたと思います(たしか車両運送法かなにかだったような・・・超あやふやな記憶ですが/また、道交法においては義務化されてはいないようですので、昼間の無灯火で捕まることはないようです)。

 以下、私の推測で個人的な意見ですが・・・

 二輪のことを考えれば、確かに昼間点灯は被視認性を向上させ事故を減少させることができると思います。しかし、他の車の被視認性が上がれば、相対的に二輪車の被視認性が下がると思われます。というか、全部の車が点灯したら、どれも同じで目立たなくなってしまうと思います(二輪が相対的にもっと目立たなくなるというだけ)。
 実際のデータとかを持っていないのでなんとも言えないところではありますが、全ての車がヘッドライトを点灯する夜間の二輪の被視認性を考えると、昼間であっても、夜間とは別条件ながらも、相対的な被視認性という意味では、二輪の安全性への疑問が残ると思います。実際には、一部地域などで実験期間みたいなことを行っているようなので、そのようなデータが示されるとハッキリする問題かと思います。

 また、事故防止ということを考えた時、大型車などには、赤外線カメラやレーダーなどの装置の積載が可能です。これらの情報をブレーキを連動させることは、もはや技術的。コスト的にも不可能ではなくなりつつあると思います。現在でも一部の高級乗用車等には赤外線カメラやレーダーが装備されていますし。

 私個人としては、他車に比べて、被視認性に劣る車種や、他の事故防止策を持ちにくい車種こそ昼間点灯を促進すべきだと考えます。
 本当は、自動二輪車の他に自転車にも昼間点灯して欲しいなと思います。が、ダイナモの人力発電が主な自転車では、それは難しいかもしれませんね。高性能なソーラーバッテリー付自転車とか開発されないと・・・。


 なんか今回は、自分で書いていてもあまり説得のある文章ではないかなぁ〜とは思いますが、とりあえず、個人的な意見(&問題提起)だけでもと思い書いてみました。(^_^;;

 で、現段階で思うことは、トラック等の昼間点灯がどこまで根付くのかということと、実際にトラックや乗用車の昼間点灯が増えた際の二輪に対する影響がどんなものなのかが分かるまで、しばらくは様子見というところでしょうか・・・詳しい資料やデータもないですし、上記のコトは私見や推測が多く含まれていますからね〜

(余談ですが、晴れた夜間で、周囲に他の車がいるにも関わらずの補助灯の点灯にも反対です。代表的なのはフォグランプですが、フロントでもリヤでも他車にとっては眩しいと思います。)


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