V35スカイライン |
いよいよ新型スカイライン(V35)が発売されました。型式のアルファベットもRからVへと変わりました。直6エンジンや◎◎テールランプの廃止等、いろいろと賛否両論あるモデルチェンジになりました。
私も早速フェアに行ってみました。R32の整備も兼ねてですが・・・(^^;;
まずエクステリアのデザインですが・・・私のデザインセンスではノープロブレムだったりします(^^;;。スカイラインらしいかと言えばちょっと違うのかもしれませんが、私のイメージするスカイラインとして十分だと思います。基本的に私のセンスでは、箱スカの4ドアとR31の前期4ドアHTのデザインが一番好きなんですもの(爆)。近年のスカイラインとしては基本的に上品路線はアリだと思っています。だって、乗用車ですもん。で、そのおとなしそうな乗用車が速いというのがイイんですから。というワケでV35のデザインはノープロブレムなのです。スカイラインらしくなくおとなしいけど実は速いというのがよいと思う理由です。強面にするのでしたら、たぶんアフターパーツメーカーからいろいろと出ることでしょうし・・・。◎◎テールランプの廃止は少し寂しいというのが本音ですし、復活してほしいと思いますが、箱スカまではなかったものですし(2代目は◎ひとつでしたし)、過去にはサーフィンラインなんて伝統も6代目で廃止されてしまったこともありますし、ロングノーズとショートノーズをつかいわけるというのもやはり6代目から無くなりましたし、ま、いつかは終わってしまうこともあるんだなと思います。2ドアが無いということに不満をもっている方もいらっしゃるコトと思いますが、将来的に2ドアが設定されそうな気配もありますし、希望的観測を含めて2ドアは後々に出てくると信じることにしていますので、今のところノープロブレムです。実際R31の時も4ドア先行でしたし。
で、インテリア(内装)なんですが、私のデザインセンスでは・・・もっとわかりません。内装の機能面でみますと、ハンドルと一緒に上下方向に動くメーターはとても良いと思います。視認性がとてもよいからです。しかし、今回の車体の価格設定を考えると、是非テレスコピック機能をハンドルにもたせてもらいたかったです。コスト的な面があり、採用が難しかったのかと思っていただけに、すこし不満に感じます。実はウチのR32はテレスコピック機能があります。この辺はバブルな時代を思わせますね〜(^-^)。また、後席中央のシートベルトが2点式(だと思いました)なのは非常に残念です。安全性を考えれば、そして、全席に配慮したという今回のスカイラインなら特に、こういった部分にきちんと対応して欲しかったです。さらに言えば、ヘッドレストも後席中央にはありません。まぁ、乗車定員は5名ながらも、実質的には4名でゆったりと使用しろということなのかもしれませんがね・・・。でも、セダンなら後席中央の安全装備の充実は是非とも行うべきことだと思います。
ボディサイズは、とても微妙なところです。確かに幅広くなったのを感じます。しかし、見切りは良さそうで取り回しは思ったほど苦労しないですみそうです。全長もそれなりの長さでおさまっていますし。となれば、取り回しと関係なく、横幅の狭い駐車場に入れるときや、狭い路地のすれ違いだけが問題となりそうな感じです。幅広は、スポーツ走行を考えれば、じつはよいことだと思いますし!個人的には5ナンバーサイズにこだわりたいところですが、時代の流れというのもありますしね〜。
エンジンは、V6への変更が話題となっていますが、私的には直6に未練を残しながらも、V6容認です(賛成というより容認)。要はV6になったことによるデメリット以上のメリットがあれば良いのです。走りセダンがスカイラインのフィロソフィーなら、エンジンの形式でなく、そのエンジンを積んだ結果で判断されるべきだと思います。でも、直列エンジンは好きなので、V6容認となってしまいました。
駆動方式に4WDがありませんが、これはこれでヨシです。雪国の方々には申し訳ないことかもしれませんが、FRで十分だと思います。でも、生活四駆があればそれにこしたことはないのかもしれませんが、生産コストを考えると、FRで十分かなと思います。
私にとり一番の問題点が、ミッションです。いくらスポーツモードといえどATだけというのはちょっと・・・です。最近のコストのかかったATは、かつてのATに比べて不満点はぐっと減りましたが、楽しみという点では是非MTを残して欲しいです。それも6MTだとよりよいです。
その他の点ですが、バッテリーが前輪の内側(キャビン側)にあったりと、前後重量の配分には相当に気を使っているみたいで、その運動性能には期待したいと思います。
さて、運転してみての感想ですが・・・そんなには分かりません。だって試乗したダケですもん(となりにはディーラーの方がいますし、おとなしく運転です)。でも、エンジンには不満はありませんでした。ラグジュアリーな雰囲気は従来のスカイラインファンには賛否両論だと思います。ウィンカーレバーが少し遠くに感じられましたが、それ以外は不満は少なかったです。
もし、スポーツ走行の性能が雑誌に書かれている通りなら、ぜひMT設定が欲しいなとおもった車です。
ところで、試乗している間、ディーラーの方と話しをしていましたが、MT化のスペースは十分にあるそうです。海外向けの2ドアにはMT設定があるらしいです。というコトは4ドアにも設定される可能性もあり、それは国内にも言えることらしいです。期待しています〜。
ところで、今は賛否両論のV35ですが、将来的に36、37となっていった時に、あの時に大胆なチェンジをしてスカイラインはよかったねと言える車になるといいなと思います。
でも、私が個人的に本当に欲しいスカイラインは、別のページにも書いていますが、以下のような車だったりします。
4ドアセダン及び2ドアクーペのボディ形式をもち、FRレイアウトを主とするMT&AT車です。そしてなによりも運転していて楽しい車であって欲しいです。
排気量はあまりこだわりませんが、伝統や税制のコトを考えれば2000cc中心でいて欲しいです。過給器の有無は問いませんが、素晴らしいエンジンであって欲しいものです。できれば直列6気筒中心が望ましいです。出力は2輪駆動なので200〜250馬力で十分だと思います。それよりも車重を軽めにして欲しいです。同時に、エンジンよりも足回りが勝る車であって欲しいです。
グランドツーリングカー(長距離旅行用の車)と言えども、国内で使用するには、狭い駐車場や狭い細道を使用する場面が多々あると思いますので、5ナンバーサイズのボディを採用して欲しいです。また、ボディサイズをコンパクトにすることで、重くない自動車となって欲しいです。
運転の楽しさは、普通の人が乗っても、走りに長けた人が乗っても楽しい車であって欲しいです。また、滑り出しがわかりやすくてスライドのコントロールが容易な車がいいですね。
乗車人数は5人を確保して、トランクもR32よりかは大きくして欲しいです。個人的にはR30かR31とR32を足して割ったような感じでしょうか。
デザインに関しては、私はあまり判らないのですが、テールランプの◎◎は続けて欲しいです。
また、製造から使用、解体に至るまで環境問題には配慮して貰いたいものです。
というコトで、私的なV35の評価は以下のようになります。
1.一つの車としては魅力的だと思います。
2.スカイラインとしては、現状の日産や車をとりまく諸事情を考えると、賛成とは言えないまでも充分に容認できる車(スカイライン)であると思います。
3.今後、MTや2ドアや加われば、私の希望とは違いますが、十分にスカイライン名乗るにふさわしい車になると思われます。
追記(平成16年4月25日)
追記するのが凄く遅れましたが・・・、2ドアクーペや4ドアMT(一部グレードですが)も発売されました。V35発売当初の感想は、上記のようなものでしたが、結果、まぁ、私の希望するスカイライン像ではありませんが、スカイラインとして頑張っているなって感じでしょうか。
追記(平成16年11月12日)
マイナーチェンジを受けたスカイライン、◎◎というか○○というか、とりあえず丸目タンデムが復活しました。丸目タンデムも今では多くの車が採用するようになり、今更ながらの変更に賛否両論かと思いますし、今までのV35のテールの方が好きという方もいると思います。が、私としては復活おめでとう〜って気分です。