V36スカイライン |
いよいよ新型スカイライン(V36)が発売されました。型式のアルファベットがRからVへと変わってから2代目のスカイラインです。ネットなどの評判は、前回同様に今回のモデルチェンジもいろいろと賛否両論あるようですね。
まずエクステリアのデザインですが・・・私のデザインセンスではよくわかりません(^^;;。ただリヤのシルバーのフィンみたいのはちょっと気になりました。V35同様で、スカイラインらしいかと言えばちょっと違うのかもしれませんが、デザインの流行などもあるので、こんなのもアリなのかもしれません。基本的に私のセンスは、箱スカの4ドアとR31の前期4ドアHTのデザインが一番好きというモノです。近年のスカイラインとしては基本的に上品路線はアリだと思っています。だって、乗用車ですもん。で、そのおとなしそうな乗用車が速いというのがイイんですから。
◎◎テールランプの復活はV35の途中からでしたが、やっぱり嬉しいです。今回も4ドアのみですが、前回のフルモデルチェンジの時とは異なり、クーペやGT-R(これはスカイラインシリーズとならないかもしれませんが)も控えていることも確実ですし、今回のスカイラインは頑張っているなとは感じます。
で、インテリア(内装)なんですが、私のデザインセンスでは・・・もっとわかりません。ただ、内装色のフォーブは魅力的だなと思います。内装を機能面でみますと、調整幅を拡大したチルト&テレスコピックハンドルは、とても良いと思います。やはり「スポーツ」セダンなら、きちんと各個人にあったドライビングポジションがとれることが望ましいですから。ハンドルと一緒に上下方向に動くチルトメーターもとても良いと思います。視認性がとてもよいからです。後席中央のシートベルトが3点式になったのは、ようやくといった感じですが望ましいことです。しかし、後席中央のヘッドレストがないのは非常に残念です。安全性を考えれば必要な装備だと思います。特にセダンなら後席中央の安全装備の充実も是非行いたいところだと思います。
ボディサイズは、とても微妙なところです。確かに幅広くなったのを感じます。しかし、ちょっと大きすぎる気がしますが、全幅もそれなりの長さでおさまっていますし、現在の状況では仕方ないのかもしれません。しかし、日本にはまだまだ「横幅の狭い駐車場」や、狭い路地などもたくさん残っていますので、もう少し小さければなというのが、個人的な感想です。個人的には5ナンバーサイズにこだわりたいところですが、時代の流れや日産の販売戦略というのもありますしね〜。
エンジンはもう直6へ戻ることは難しいでしょう。V6をどんどんと改良していってもらいたいです。
駆動方式はFRで充分かと思いますが、4WDも復活しました。雪国などを考えると選択枝が増えることはありがたいコトだと思います。
私にとり一番の問題点が、ミッションです。いくらスポーツモードがあるとはいえ、ATだけというのはちょっと・・・です。ぜひV35の時のように、MTを追加して欲しいです。もちろん6速MTが希望です。そして250GT系にも是非MTの設定をお願いしたいです。250GT系はコストや350との差別化などを考えると5速MTもアリかと思います。というか、5速でもいいので250GT系にもMTを希望といったトコロです。そしてATですが、最近のコストのかかったATはかつてのATに比べて不満点はぐっと減り、雑誌の記事でもシフトダウン時にエンジンの回転数を合わせるシンクロレブは評価が高いようですが、やはり5速ATというのは如何なモノかと思います。もちろん5速でも充分なのでしょうし、悪くはないのでしょうが、今回のスカイラインの価格や、競合する他車と比べてみて、6速という「スペック」があればなお魅力的だったと思います。実際の利点は単なるスペック上だけのことであったとしても、プレミアムへと向かっているスカイラインなら、その辺りは商売上必要ではなかったかと思われます。
個人的なV36スカイライン(デビュー時)の評価ですが、先ほどあげたシンクロレブのATとか4WASとか先端技術が盛り込まれてきたV36、やっぱりスカイラインには最先端技術が必要だと思いますので、自分の理想とはだいぶ異なっていますが、「スカイラインたるスカイラインが帰ってきたかも」と感じています。思えばスカイラインは常にその時代の最先端技術を搭載してきた車ではないでしょうか。また、ドライバーの為の車というのもスカイラインの魅力の一つだと思います。よっていろいろと調整できる運転席まわりの装備はやっぱりスカイラインらいしいと感じます。そして、スカイラインという名前にこだわらないで考えるととてもよい車が誕生したなと思います。スカイラインとして考えた場合は、自分の理想とは異なるけれども、「頑張ってスカイラインであり続けようとしているなぁ」と思います。そして後は「セダンのMT追加や、クーペ、GT-Rの追加」などが気になるところです。
さて、キューブ3の整備の時にV36の試乗をさせて頂きました。街角をグルっとだけなので、簡単な感想ですが、乗車位置が先代に比べて低くなり、スポーツセダンって雰囲気です。レバー系の指触りも良かったです。ただ、夜間だったため、メーターのコントラストが少し強いように感じました、というか、ちょっと色が多すぎかもしれません。
個人的には、R31の雰囲気にR32の性能が理想な人なので、今回のV36のコンセプトは理想に近いと思われます(できあがった車は、自分の理想とはだいぶ異なっていますが・・・)。ただただ、MTが待ち望まれます。そして、個人的にはこれで5ナンバーサイズでMTがあれば、すごく欲しい車になったと思います。5ナンバーサイズに拘る理由は、ウチの駐車場の問題と、自分の使用環境ではまだまだ細い路地や狭い駐車場が多い為です。まぁ、なので、ごくごく個人的な理由を除外して考えれば、MTや多段化されたATがあれば、とても魅力的な車だと思います。ただ、R32〜R34系とはベクトルが異なるので、そっち方面のスカイラインを望む方々にとっては今回も×かと思われます。
ところで私が個人的に本当に欲しいスカイラインは、別のページにも書いていますが、以下のような車だったりします。
4ドアセダン及び2ドアクーペのボディ形式をもち、FRレイアウトを主とするMT&AT車です。そしてなによりも運転していて楽しい車であって欲しいです。
排気量はあまりこだわりませんが、伝統や税制のコトを考えれば2000cc中心でいて欲しいです。過給器の有無は問いませんが、素晴らしいエンジンであって欲しいものです。できれば直列6気筒中心が望ましいです。出力は2輪駆動なので200〜250馬力で十分だと思います。それよりも車重を軽めにして欲しいです。同時に、エンジンよりも足回りが勝る車であって欲しいです。
グランドツーリングカー(長距離旅行用の車)と言えども、国内で使用するには、狭い駐車場や狭い細道を使用する場面が多々あると思いますので、5ナンバーサイズのボディを採用して欲しいです。また、ボディサイズをコンパクトにすることで、重くない自動車となって欲しいです。
運転の楽しさは、普通の人が乗っても、走りに長けた人が乗っても楽しい車であって欲しいです。また、滑り出しがわかりやすくてスライドのコントロールが容易な車がいいですね。
乗車人数は5人を確保して、トランクもR32よりかは大きくして欲しいです。個人的にはR30かR31とR32を足して割ったような感じでしょうか。
デザインに関しては、私はあまり判らないのですが、テールランプの◎◎は続けて欲しいです。
また、製造から使用、解体に至るまで環境問題には配慮して貰いたいものです。