BLAZE SMART EV |
主なデータ
車名 | BLAZE SMART EV |
型式 | |
発動機の型式 | |
カラー | カーキ |
発動機の形式 | インホイールモーター |
総排気量 | |
定格出力 | 0.35KW |
最大トルク | 0.95kg-m |
車両重量 | 約18kg |
改造箇所 |
初めてのEV(電動車)です。持ち運びや保管場所などを考慮し、折りたたみ式としました。似たようなデザインや機能の機種がいくつかあるだけでなく、電動キックボードまでを検討範囲としたため、いろいろと悩みました。
●長所
電動の折りたたみ二輪車の一番の長所は、軽量で持ち運びが比較的容易であり、折りたたむことにより車載も楽なことです。折りたたんだ時の大きさはゴルフバッグぐらいです。
本来は「EVはガソリン車に比べてエコロジーであること」とすべきなのでしょうけど、個人的に、EVがガソリン車と比較してエコロジーであるかは分からないと思っています(生産から廃棄までの課程を含めて……)。エコロジーについてはよく分からないのですが、とてもエコノミーです。1回あたりの走行距離は、カタログ通り30kmほど走ることができ(バッテリーが元気なうちだけかもしれませんが)、電気代は1回の充電で約13円(公式ホームページより)です。
バッテリーについては、取り外し可能なことも大きなメリットです。具体的には「外して室内で充電することもできる」「スペアバッテリーを持って行ければ航続距離を伸ばすことができる」「バッテリーが劣化したら、バッテリーだけを気軽に交換できる」です。
また、立ち乗り(電動キックボード)と迷いましたが、次の理由(長所)で椅子に跨がるタイプを選びました。
・衝突や大きな段差など不意の衝撃を受けた時に、腕と足とお尻を利用して車体や身体の体制を維持できること、身体が投げ出されにくいこと
・通常のガソリン車と同じグリップでのアクセル操作(キックボードタイプはレバー操作のものが多かったです)
この機種(BLAZE SMART EV)を選んだ理由(長所)は、似たような形の機種のなかでも重量(軽さ)とタイヤの大きさのバランスが良く、公道を走ることと持ち運ぶことを考慮すると、ちょうど良い選択だと考えたからです。
実際に乗ってみて感じた長所は、ブレーキを握るとアクセルを捻っても信号がカットされ、動力が遮断されることです。
そして極めて個人的なポイントですが、このグリーン(カーキ)の色が気に入りました。
●短所
まず、一番に感じたことは、日本製であれば良かったなと思いました(とても個人的な意見ですが)。
大きな不満点は2点です。一つ目は折りたたんだ時に自立できないこと。二つ目は、折りたたんだ時にミラーが邪魔になり、さらにミラーにウィンカーが組み込まれているので、ミラーを変更できないことです。
また前後のバランスが悪いことが原因だと思っているのですが、走行モードを3や4にして、発進時に少しラフにアクセルを開けると、前輪が浮いてしまいます。ちょっとおっかない感じです。
細かいところだと、ヘルメットホルダーが無いことです。車体のコンセプト的に、荷台や収納スペースが無いことは短所と思いませんが、ヘルメットホルダーはあれば便利だと思います。市販のヘルメットロックを使うしかないのですが、ワイヤーをかけられる場所が微妙だと思います。日本ではヘルメット着用が義務ですので、どこかにホルダーがあると良かったなと感じています。
キーは2個です。個人的には3個あれば良かったのにと思います(有料での追加も不可能だそうです)。1個なくしたら、次は無いのでハラハラしそうです(未確認ですが、キーを全て無くした場合、ユニットごとの交換修理はできるのかもしれません)。
オドメーターとトリップメーターの切り替えが任意に行えず、トリップメーターは電源を入れ直すごとにリセットされてしまいます。電動車は走行距離がシビアなだけに、任意でリセットできるトリップ(切り替え表示でもかまいません)が欲しいです。
そして長所の「ブレーキを握るとアクセルを捻っても信号がカットされ、動力が遮断されること」の裏返しになりますが、ブレーキをかけた状態で駆動力をかけることができません。必要となるシチュエーションは少ないと思うのですが、段差を越える時など、ブレーキとアクセルの両方を使って微調整を行いたい時に不便に感じます。
短所とは言えませんが、独特のデザインで目立つので、いろいろな方から話しかけられたりして……ちょっと恥ずかしかったりもします。
●追記(令和5年12月31日)
COSWHEELのMIRAI T Liteを買いました。特定小型原付の電動キックボードです。令和の時代の新しい乗り物です。折りたたみができる二輪は、モトコンポ、このスマートEV、そしてMIRAI
T Liteとなりました。
スマートEVとミライTライトは似たような用途となりそうですが、バイク的な性格のスマートEVと、バイクとは異なる感覚の電動キックボードのミライTライト、どちらも楽しめそうです。
※モトコンポ、MIRAI T Liteとの比のページを作ってみました。
●追記(令和4年12月31日)
最近はバイクと自転車の中間的な感じで使用しています。片道1〜2km程度のちょっとしたお出かけ(買い物など)に重宝しています。最高速度が30km/h程度で短距離での使用のため、安全装備もバイクと自転車の中間的な状態で使用しています(本当はバイクと同等の安全装備が望ましいのでしょうけど……手軽さとバーターです)。ヘルメットは半帽(ハーフキャップ)のリードZORKで、靴もスニーカーなど(本当はくるぶしが保護される靴が望ましいのですが……)、グローブは軍手、そして真夏には半袖で乗ることもあったりします。事故を考えると非常に恐ろしいと感じる反面、気軽に出かける気持ちになれるメリットがあります。この恐怖心を忘れないで安全運転を心がけ、距離を乗る時は他のバイクの時と同じような装備をと思います。
●追記(令和3年12月31日)
購入にあたって、数種類の似たような機種と比較検討しました。この機種を選んだ理由は長所に記載した通りなのですが、さらに家電量販店などで展示や試乗ができるなど、現物をしっかりとチェックできたことも大きな決め手でした。私が実際にチェックさせていただいた家電量販店でも、店員さんの対応がとても良く、購入に向けて大きな力となりました。ただ実際には、更に検討を進めていくうちに、別のお店での購入となってしまいました。自動車用品店で購入したのですが、家電量販店と異なり、簡単な整備を購入した店舗で行えることが大きな魅力でした。親切だった家電量販店には申し訳ないと思っています。家電量販店へは、なにか別の電気製品などを買いに行ってみようと思います。
車載用の折りたたみバイクとしては、モトコンポに続いての購入となります。
※モトコンポとの比較のページを作ってみました。