車載用バイク 2 |
MOTO COMPO & BLAZE SMART EV & COSWHEEL MIRAI T Lite
時代は昭和から平成、そして令和へとなりました。西暦でも20世紀から21世紀へ。技術の進歩は目覚ましく感じますが、技術を利用しての道具……すなわち人間のアイデアや欲求の根源は変わらないことも多々あるのだなと思います。
さて、令和5年、今年になって法令が改正され新設された特定小型原動機付自転車を購入してみました。自転車と普通原付の良いとこ取りをしたような乗り物です。ただ、自動車やバイクから見ると、その速度差ゆえに邪魔な存在と感じられることも多々ありそうです。今回はコスウェル(株式会社Acalie)から発売されている「MIRAI
T Lite」という機種を購入しました。元は「MIRAI T」という普通原付の電動キックボードがあり、その特定小型原付版となります。2年前に電動の折りたたみ原付の「BLAZE
SMART EV」を購入しましたが、今回の購入にあたっても、手軽に折りたたんで車載や輪行を行えることや、気軽に持ち運ぶことができることをポイントとしてみました。車載という視点では昭和の時代にも同じコンセプトのバイク、そうホンダのモトコンポがありました。モトコンポはガソリンを鉄道に持ち込むことができないので輪行は不可能で、また重量も約45kg(ガソリンやオイルを含めると)と、気軽に持ち運ぶには少し重たいのですが、着眼点は同じなのではないでしょうか。
……というわけで、昭和と平成(購入は令和3年だったりしますが、販売開始は平成なので……)、そして令和の三者を比較してみました。
MOTO COMPO | BLAZE SMART EV | COSWHEEL MIRAI T Lite | |
外観 | ![]() |
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時代 | 昭和 | 平成 | 令和 |
種別 | 第一種原動機付自転車(普通原動機付自転車) | 第一種原動機付自転車(普通原動機付自転車) | 特定小型原動機付自転車 |
動力 | ガソリンエンジン | 電気モーター | 電気モーター |
全長 | 1185mm | 1200mm | 1180mm |
全幅 | 535mm | 650mm | 600mm |
重量 | 42kg | 約18kg | 約22kg |
セキュリティー | ・ハンドルロック ・フレーム内蔵ワイヤー |
・防犯アラーム | ・メインキー装備(ハンドルロックは無し) ・バッテリーにもキー装備 |
メリット | ・頑張れば30km/h以上での走行も可能(平地) ・ガソリンスタンドのある地域では、後続距離を気にせずに 走行することができる ・非常にスマートに折りたたむことができる |
・重量が軽いため、気軽に車載や持ち運びができる ・電動のため、ガソリン漏れやオイル漏れが無い ・ガソリンより電気の方がコストパフォーマンスが高い |
・重量が軽いため、気軽に車載や持ち運びができる ・電動のため、ガソリン漏れやオイル漏れが無い ・ガソリンより電気の方がコストパフォーマンスが高い ・軽車両に近い通行区分 |
デメリット | ・それなりの重量がある ・ガソリンを使用するため、鉄道車両への持ち込みは不可 ※古い機種のため、部品劣化や部品供給の不安がありますが、 それは比較対象外とします。 |
・電動のため、航続距離に注意する必要がある ・折りたたんだ時にミラーが邪魔になる |
・電動のため、航続距離に注意する必要がある (別売で大容量バッテリーあり) ・最高速度が20km/h ・二段階右折 |
共通点 | ・一般車両の邪魔となる速度での走行 ・急な坂道はどれも苦労する ・一般的な原付(スクーターなど)のような使い方は難しい ・目立つ(変わった)デザインで、何れも話しかけられることが多い(特におじさんより……) ・のんびり走ることが楽しい |
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感想 | 法律上の種別の違いや、最高速度の違いなどを除いても……「MIRAI T Lite」は別物に感じました。 「MOTO COMPO」「SMART EV」は、バイクやスクーターと同じ方向(グループ、ベクトル)の運転感覚なのですが、 「MIRAI T Lite」はバイクやスクーターとは異なる独特の運転感覚で、これが電動キックボードの感覚なのかもしれません。 |
■比較写真
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※車載用バイク(令和3年版)のページ
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