SERENA (C26)で遊ぼ!

 広い車内がウリのミニバンですが、荷室の広さで比較すると、ハイエースやキャラバンなどの商用車系ワンボックスには適いません。またミニバンの中でも、5ナンバーサイズ(Mクラス)であるセレナは広さに制限があります(車体の大きさと普段の取り回しの良さは反比例するので微妙なところとも言えます)。
 セレナの特徴は「商用系ワンボックスに比べて快適性(乗り心地)を優先させたミニバン」であることと、「5ナンバーサイズ(Mクラス)」であることと思います。よく言えば万能でなんでもこなせる、様々なことを高いレベルでまとめた車ですが、それは同時に、全てにおいて中途半端な、様々なことをある程度で妥協した車ということになります。
 そして最後に商用系ワンボックスもミニバンも、セダンやスポーツカーのような運動性能は期待できません。

 そんなセレナ、購入時は他にR32のスカイラインや空冷のポルシェを所有中でした。スカイラインやポルシェは「車(運転そのもの)を楽しむ車」だと感じますが、セレナは「セレナという車を使って何かを楽しむ」車だと感じています。

●バーディー90を積んでみました

●「バイク乗り+箱車=トランポ」
箱車、完全なワンボックスではありませんが、セレナもやっぱり箱車だと思います。バイク乗りが箱車を手にいれたら、トランポになるかどうかが気になるのではないでしょうか。
自分は気になりました。本来であれば商用系ワンボックスが最適であるかと思いますが、セレナだとどうなるのでしょうか?・・・というワケでチャレンジです。

 ↓KLX125積載はこんな状態
ミラーを外すと高さ的に随分と余裕があります。

前後はあまり余裕がありません。
助手席に人が座わるのは・・・不可能です。

2列目シートベルトのボルトにサブベルトを咬まして、
そこからハンドルを下方向へ引いています。

KLX125は高速道路を走れないので、トランポがあるとツーリングスポットが一気に広がります。
また林道などでトラブルにあっても帰還できる可能性が高まります。
 
 
  ↓YZF-R125積載はこんな状態  
リアフェンダーをノーマルからヨーロッパ純正?のライセンスプレートホルダーという部品に変更しています。
純正のフェンダーでも車載可能ですが、リアドアのフェンダーが干渉します(ドアは閉まります)。
車載時はライセンスプレートホルダーの反射鏡を取り外しています。
それでもタイヤなどがリアドアに干渉してしまいます(ドアは閉まります)。

助手席に人が座わるのは・・・不可能です。
KLX125よりも更に辛い状態です。


  ↓バーディー90積載はこんな状態 ミラーを純正のものから、ナポレオンのラジカルミラーにしています。
ミラーの可動範囲が大きいので、ミラーを取り外さずに積載できます。
純正ミラーだと、開口部(リアドア)の天井に引っかかると思います。

バーディー90だと、助手席に人が乗ることが可能です。
 
 
 ↓モトコンポ積載はこんな状態 車内が広いので、いろいろな積載方法があると思います。

睡眠スペースを確保したかったので、
左側の1−3列が使えるようにして積載しました。
モトコンポを積んだまま仮眠できるので、雨天でも安心です。
仮眠する場合はロープを外して、ハンドルを格納しておけば、
突起物に引っかかったりせず安心かと思います。

3列目を下ろして、その後ろのスペースを使用しています。
3列目シートの背もたれは畳んでいます。
セレナの内装に傷が入らないように、段ボールなどをかませれば、特に固定しなくても大丈夫です。
最も手軽で、人も多く乗ることが出来る積載方法だと思います。
 モトコンポは、車載目的で作られたバイクですので非常にコンパクトです。
セレナなら、「モトコンポ+仮眠スペース」とか「モトコンポ+複数名の乗車」とかいろいろ楽しめます。



●「旅人+箱車=車中泊」
箱車、完全なワンボックスではありませんが、セレナもやっぱり箱車だと思います。旅人が箱車を手にいれたら、車中泊を考えるでしょう。
車中泊も、それを目的に改造したり大きな用具を積載したり、または完全にフラットな荷台に寝たい場合は商用系ワンボックスが最適だと思います。
しかし気楽に車中泊をするのであればミニバンが楽だと思います。

     やっぱり車内が広いので、いろいろな寝方があると思います。

今回は左側2列目3列目を使用して睡眠スペースを作成しました。
2列目の座面と背もたれに大きな段差ができるので、クッションで補正しました(写真左の奥の白いものがクッション)。
その上に寝袋をセットすれば車内泊ができます。

窓ガラスには銀マットより作成された日よけをセットしています。



●オマケ(冷蔵庫を積みました)NEW
箱車、完全なワンボックスではありませんが、セレナもやっぱり箱車だと思います。大きな荷物も積載できます。
今回は冷蔵庫(幅 600mm 奥行 658mm 高さ 1798mm 重さ 80kg)を積みました。冷蔵庫は日立製の6ドアです。


  後ろから

  横から
セレナの荷室長:1720mm 冷蔵庫の長さ1798mm

2列目・3列目をフルフラットにして、その上に冷蔵庫を横積みしました。
2列目シートの座面部分は段差があるので、潰した段ボール箱で高さ調整をしました。
シートの上には、銀マットと毛布を敷いて養生しました。
1列目の後ろに少しのスペースができたので、クッションを挟みました。

写真撮影の後、冷蔵庫の周囲にも毛布を巻いて養生し、ロープで冷蔵庫を車へ固定しました。




C27版SERENAで遊ぼ!へ


セレナ(C26)へもどる

愛車紹介に戻る


道路案内標識に戻る