SERENA (C27)で遊ぼ!


 広い車内がウリのミニバンですが、荷室の広さで比較すると、ハイエースやキャラバンなどの商用車系ワンボックスには適いません。またミニバンの中でも、5ナンバーサイズ(Mクラス)であるセレナは広さに制限があります(車体の大きさと普段の取り回しの良さは反比例するので微妙なところとも言えます)。
 セレナの特徴は「商用系ワンボックスに比べて人間の快適性(乗り心地)を優先させたミニバン」であることと、「5ナンバーサイズ(Mクラス)」であることと思います。よく言えば万能でなんでもこなせる、様々なことを高いレベルでまとめた車ですが、それは同時に、全てにおいて中途半端な、様々なことをある程度で妥協した車ということになります。もちろん、セダンやスポーツカーのような運動性能は期待できません。

 そんなセレナですが以前はC26に乗っていて、いろいろと重宝しました。その後エクストレイル(T32)に乗り換えましたが、またセレナに戻ってきました。今度はC27です。
 C26の時も今回も、他にR32のスカイラインや空冷のポルシェを所有中です。スカイラインやポルシェは「車(運転そのもの)を楽しむ車」だと感じますが、セレナは「セレナという車を使って何かを楽しむ」車だとあらためて感じています。今回もいろいろと楽しんでいきたいと思います。

●「バイク乗り+箱車=トランポ」
箱車、完全なワンボックスではありませんが、セレナもやっぱり箱車だと思います。バイク乗りが箱車を手にいれたら、トランポになるかどうかが気になるのではないでしょうか。
自分は気になりました。本来であれば商用系ワンボックスが最適であるかと思いますが、セレナだとどうなるのでしょうか?・・・というワケでチャレンジです。

C26と異なり、2列目シートベルトのボルトがボディ側に無いので、一列目のシートレールにサブベルトを通して、そこからハンドルを下方向へ引いています。
後ろ側のフックが、C26のプラスチックから金属に変更されているので、後ろ側の固定は気軽に行えるようになりました。


※養生はしっかりと……気がついたらシート側面の下部に傷が入っていました……フロントホイールのハブのナットで傷つけたと思われます。

KSR2
ミラーは純正でなくナポレオンのラジカルミラーです。
外さずに、鏡面を寝かせるだけで余裕を持って積み込めます。

前後は少し余裕があります。
試すのを忘れましたが、おそらく助手席に人が座ることは(辛うじて)可能だと思われます。

マルチセンターシートでフロンタイヤの前面を固定しています。
(任意の位置に固定できるマルチセンターシートで良かったです)

フロントブレーキは、ブレーキレバーを輪ゴムなどで固定するなどして、
きちんとかけておいた方が良かったです。

スーパーカブ110
ミラーは外しています。

前後には、ほんの少し余裕があります。
助手席に人が座ることは(辛うじて)可能です。

後ろの左右のベルトでバランスをとっているのですが、
サイドスタンドへの咬ませ物があった方が望ましいと思います。

右ハンドルを左側に、左ハンドルを右側に引いています。

ブレーキレバーはベルトで固定しています。

ベンリィ CD125T
ミラーは外しています。

非常にギリギリな状態ですが、なんとか積載可能でした。
後ろもバックドアと僅かな隙間です。
C27はバックドアにオートクロージャーが無いので要注意です。
上半分のハーフバックドアを開いた状態で、内側を確認後してから、バックドアを閉めました

助手席は目一杯に前へ出しているので、人が座るのは不可能です。
二列目シートの背もたれは、前へ倒して一列目シートのヘッドレストと紐で括っています。

二列目の左右のシートの隙間と、フロントフォークの干渉が微妙なところです。
(タオルで養生しています)

プリマベーラ125
ミラーは外しています。

非常にギリギリな状態ですが、なんとか積載可能でした。
後ろもバックドアと僅かな隙間です。

助手席は目一杯に前へ出しているので、人が座るのは不可能です。
二列目シートの背もたれは、前へ倒して一列目シートのヘッドレストと紐で括っています。

右ハンドルを左側に、左ハンドルを右側に引いています。

二列目の左右のシートの隙間と、フロントフェンダーの干渉が微妙なところです。
(タオルで養生しています)

MOTO COMPO
ミラーは畳んでいますが、ハンドルは格納していません。

三列目シートを下ろして、その後ろのスペースを使用しています。
三列目シートのスライドは、適当に調整しています。
三列目シートの背もたれは畳んでいます。
セレナの内装に傷が入らないように、段ボールなどで養生すれば、特に固定しなくても大丈夫です。
(三列目シート中央ヘッドレストは、右側面の格納場所から外しています)

セレナの後ろ側に引っ張って、バックドアとの間にクッションを挟めば完璧だと思います。

最も手軽で、人も多く乗ることが出来る積載方法だと思います。



●「自転車+箱車=トランポ」

もちろん自転車も積むことができます。

エンペラー ツーリングマスター
輪行用に分解したりせず、そのまま積んでいます。

バイクと比較して、車輪の径が大きいですが、細いので楽に積めます。

ハンドルをきって積載すれば助手席の他に、二列目にも一人なら座るスペースを取ることができます。
工夫すれば、三列目にももう一人座れるかもしれません。



●オマケ(南天を積んでみました)
南天の木と鉢植えを積んでいます。

南天の購入は二度目です(自宅用と贈答用)

二列目は普通に人が座れる状態です。
ただ、葉っぱの先が二列目の人の頭をくすぐる感じでした。

一度目は、垂直に載せても天井に届かない高さでしたが、二度目は斜めにしないと載らない高さでした。
二列目を前に寄せれば横積みもできますが、根の土が散らばらないようにする為に縦積みが良いです。
(ビニール袋や段ボール箱を活用すれば、殆ど汚れません)
しかし、少量の葉っぱは落ちてしまいました。






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