SERENA (C26) |
主なデータ
車名 | SERENA 20G |
型式 | C26 |
発動機の型式 | MR20DD |
カラー | ブリリアントホワイトパール |
発動機の形式 | 水冷4サイクル直列4筒横置(DOHC4バルブ) |
総排気量 | 1997t |
最高出力 | 147PS |
最大トルク | 21.4kg-m |
車両重量 | 1,630kg |
改造箇所 | クラリオン:SRT1700Sスピーカー(前) クラリオン:SRT1700スピーカー(後) フォグのHID化 |
燃料消費率(レギュラーガソリン)
通常:約8〜9km/L
長距離(高速道路):約13.5km/L
実はエコでなくエゴな理由で買い替えました
●長所
「広い車内が一番」と言いたいところですが、これは大きな車体という短所の裏返しなので、それ以外で一番大きな長所はエンジン音や排気音が静かなことです。セレナ購入時に所有している他の車はポルシェ911(964)とスカイライン(R32)なのですが、どちらも音が大きく、夜に買い物などに使用する時はご近所さんに気をつかいます。でもこのセレナなら安心です。また、20年前のスポーツ系のエンジンである2台と比べてはいけないのでしょうけど、燃費が非常に良いです。燃料計の針がなかなか下がりません。
シートアレンジの多さも魅力的です。カタログに記載されている方法以外でも、工夫次第でいろいろと楽しめそうです。またグレードにもよりますが、フロントシートの後ろにくっついている折りたたみテーブルは休息時に重宝しそうです。その他にも、工夫された多くの収納場所や後席ドアのロールサンシェードなど、快適装備が非常に充実しています。ポルシェもスカイラインもドリンクホルダーすらありませんから(笑)。20Gの装備として、二列目シートのヘッドレストに装備されているリラックスモードの頭部サポート機能も楽できそうです。
アイドリングストップ機能はやはり素晴らしいと思います。燃費(排ガスの量)だけを考えるとハイブリッド車や電気自動車の方がエコだと思いますが、使用する原材料(レアメタルなど)の発掘や輸送などを含めた製造から廃棄までのトータルの環境性能を考えると、個人的には簡単な装備の追加で行えるアイドリングストップ機能の方がエコかもと思います。
このセレナの魅力の一つとして、計器類を挙げたいと思います。デジタルメーター(それもバカボンの目玉つながりの本官さんみたいなデザイン)は好き嫌いが分かれるかと思いますが、個人的には80年代のレトロフューチャーといった趣を感じて大好きです。デジタルメーター故に多機能なのも嬉しいです。特にアイドリングストップ時間の表示は非常に良いです。街中を運転していると、思った以上に停止している時間があることに驚きます。
その他の魅力としては、ガラス面積が大きく開放感に溢れるのも新鮮です。そして外装デザイン、変に攻撃的でなく、悪ぶってもなく、クリーンな感じがとても良いです。最近の流行なのでしょう・・・パンク対策としてスペアタイヤでなくパンク修理剤が標準装備とされているのですが、オプションでスペアタイヤを選ぶことができるので安心です。またセレナの魅力というワケではありませんが、ナビの進化には驚かされます。今回はカーウィングスを試してみたくて、該当するナビを選びました。
車を走らせる喜びは(ポルシェやスカイラインと比較してしまうと)少ないと思いますが、楽に快適に移動する道具としてみたら、非常に魅力的な車だと思います。ポルシェやスカイラインは「移動(運転)するために何処かへ行く」って感じなのですが、セレナだと「何かをするために移動する」って感じで、いろいろと生活を楽しめそうです、・・・時間さえ余裕あれば。
そして最後にやっぱり広い車内をあげておきたいと思います。自転車は積めるとカタログに謳っていますが、小さなバイクだって積み込めます。セレナ購入時にウチにあるバイクですとモトコンポは余裕ですが、ミラーを外しただけのKLX125も積載できました。そしてその後、KLX125の入替でやってきたYZF-R125も辛うじて積載することができました。
広い車内を利用していろいろと遊びたくなる車です・・・(こんなコトをやってみました)。
●短所
「車体がデカい」を一番に挙げたいところですが、広い車内という長所の裏返しなので・・・というか、でも、もう少し最小回転半径が小さいとありがたいです。でもポルシェよりかは小さいんですけどね・・・(ボディサイズ:セレナ>スカイライン>ポルシェ 最小回転半径:ポルシェ>セレナ>スカイライン)。
純正フォグランプが暗いです。35Wなのでこんなモノなのでしょうが、悪天候時に使用する装備なので、ぜひ55Wを装備して欲しかったです。
高速道路では横風やトラック等の風の影響をまともに受けます。そして一般道では意識しませんが高速道路では(スカイラインやポルシェと比較して)直進安定性が今ひとつだと思います。風の影響と合わせて長距離の高速道路は苦手で、ハンドルを握る力が必要以上に入っているようで肩や手が疲れます(一般道路では全く気になりませんが)。
また、二列目と三列目シートの中央席のヘッドレストが装備されていないことやシートベルトが二点式なのが気になります。この辺りは法改正されたのでもうすぐ改善されると思います。個人的には、多人数乗車の機会は少ないと判断し、逆に安全装備の充実と引き替えに、二列目センターシートに代表されるシートアレンジの多彩さがトレードオフになる可能性を考えて、現状でもヨシと考えました。小さいところで気になるコトは、アイドリングストップ時に微かな高周波音がすることです。普段は気にならないですが、自分の気分によって気になる時があります。
メーカーやディーラーで通常のオプションとなっているナビを選ぶとオーディオのヘッドユニットを入れるスペースが無くなってしまうのも弱点です。とりあえず納車時にスピーカーだけ社外品に交換してみました(今回は音質よりもナビ機能を優先させました)。
そしてそして・・・アイドリングストップ機能の代償なのでしょうけど・・・バッテリーの交換費用が高そうです、バッテリーが大きい・・・。
●追記(平成23年7月31日)+後日に少し追記
昔、ト●タが「エコ替え」とCMしていたコトがありました。個人的は、「新しい車に替えることは必ずしもエコというワケでなく、古い車を大事に使うのも一つのエコ」だと思っています。環境対策車・エコカーを作るのにどのくらいの資源を消費して、さらに古い車をスクラップにするとどのくらい環境に負荷をかけるか・・・、そのあたりがすっぽりと抜けているように感じます。
さて今回の買い替えでは、エコカー減税(この制度にも疑問を持っています・・・古い車はエコでなく増税という考え方や、重量によって基準が異なることなどが変だと感じています。エコなら基本的には燃料に課税すべきだと思っています。なぜなら、古い車を持っているダケで環境破壊するのでなく、走らせて燃料を消費することによってCO2を排出するからです。)が終了する前に、減税のメリットを享受しようという邪な考えがありました(そして消費税増税の前に)。まぁ、20年選手のスカイラインやポルシェに対する増税への小さな抵抗でもあったりします。また、代替前の軽ワンボックスのクリッパー・リオに比べて安全性が高そうであることや、デジタルメーターのデザインなども買い替えの動機となりました。それから・・・まぁ、微々たる力ですが・・・新車購入によって自動車会社を通じ、震災後の日本経済が少しでも活性化すればという思いもあります(^_^;;
上記のような理由でエコでなくエゴな理由で買い替えと思っているのです。古いものを大事に使用し続けたり、リユース(中古車)も立派なエコ活動の一つだと思っています。
●追記(平成23年10月29日)
リアバンパーにプロテクターを装着しました。日産の純正品(ディーラーオプション)です。今後、バイクを載せたりすることが増えるかなと考えて装着しました。実は購入時に装着するかどうか迷ったのですが、保留にしていたオプションだったりします。ハイウェイスター用と異なり、車名も入っていないシンプルなものですが、その分安価なので助かります・・・とっても。もし大きな傷が入ったりしても、気軽に交換できますし。
装着はこんな感じで、バンパーの上面だけをガードしています。両面テープで貼るだけのものですが、交換時は楽そうです。ハイウェイスター用に比べれば安価ですが、正直なトコロ、製造原価を想像すると少し高いようにも感じます(まぁ、純正部品だからしょうがないかなと思いますが・・・)。
●追記(平成23年12月13日)
フォグランプをHIDにしました。今までも高効率タイプの球を使用していたのですが、35Wのイエローバルブではとても暗く感じていました。悪天候で使用するためのライトなので黄色が望ましいと考えていますが、どうしても暗く感じてしまいます。そこで思い切ってイエローのHIDに変えてみました。まだ悪天候時に走行していないので、その効果はよくわかりません。でも、駐車場で点灯してみた感じでは期待が持てそうです。
●追記(平成23年12月31日)
17日にスタッドレスタイヤへ交換しました。安いホイールとセットで交換しました。ホイールはたぶんエンケイ製のスマックのコルセアというものだと思います。タイヤはヨコハマのアイスガードトリプルプラスです。25日には皮むきとして約100kmほど走ってきました。これで突然の積雪でも安心です。できれば東北にも遊びに行きたいですね!
こんな感じのホイールです。
●追記(平成24年2月25日)
セレナでリコールが発生したので、ディーラーへ行ってきました。
●追記(平成24年3月31日)
3月中にセレナのタイヤを夏タイヤへ戻すことができました。これで一安心です。なんだか季節を感じます。もう関東では雪は無いよね!
●追記(平成24年7月23日)
平成23年12月13日の追記でフォグランプをHIDにしたと書きましたが、感想を書いていないことに気がつきました。結果から書くと非常に満足できるものでした。明るさも黄色さ具合もとても良いです。悪天候時にはとても助けられています。また、照射範囲もヘッドライトに比べてワイドなので、本当のフォグランプとして活躍しています。
また、新しく購入したバイクYZF-R125を車載してみました。
●追記(平成24年11月29日)
今年は少し早く、11月にスタッドレスに交換しました。11月の3連休に岩手県に行ったからですが、11月の初めの予定では通常のタイヤで行く予定でした。ところが、11月中頃から急に寒くなってきました。3連休直前の天気予報によると、東北は雪の可能性も出てきたので、急遽(3連休直前に)、スタッドレスへ交換したのでした。
スタッドレスに交換したので、今年の冬も一安心です。
●追記(平成25年5月11日)
リコールの対象となりました。リコールによる点検の結果、発電機が交換されました。
●追記(平成25年11月17日)
リコールの対象となりました。マイナス20度での話らしいですが、燃料ポンプの不具合により、エンストする場合があるらしいです。
●追記(平成26年3月30日)
セレナからエクストレイルへ買い換えました。セレナは初めてのミニバンで、いろいろなものを積載できたりと、道具として楽しい車でした。軽自動車と違って高速道路も楽々で、秋田や、神戸にバイクを積んで行ったりもしました。岩手のとどヶ崎(本州最東端)にも行きました。
バイクや自転車のトランポとしての用途以外にも、車中泊などを考慮して購入した車でした(車中泊は2回しかしませんでしたが)。また東日本大震災直後に購入したこともあり、非常時の避難カプセルとしての用途も考えていました。運転そのものは、スカイラインやポルシェに比べると楽しくありませんが、多用途に使う車としてとても良い車だったと思います。ミニバンが売れている理由がわかりました。
現在、バイクの所有内容がセレナ購入当時と変わっていて、しばらくはモトコンポ以外のバイクを積載する予定がなくなりました。また、私の年齢のため、遠出するときは宿(←ビジネスホテルですが)に泊まるようになり、車中泊を考えなくなってしまいました。そのため、車検と消費税増税の前に乗り換えることとしました。エマージェンシーブレーキ(ブレーキサポート)などの運転支援装備が普及してきた時期ということも、乗り換えの理由です。そして、いろいろな種類の車に乗ってみたいということもあり、ミニバンのセレナの次はSUVのエクストレイルにしました。
●追記(平成30年12月31日)
そしてまた、セレナへ戻ってきました。今度はC27ですが、ミニバンの利便性(オールマイティーなところ)はやっぱり素晴らしいと思います。