| CARRY(DA63T) 利便性向上 〜あれこれ〜 |
| 荷台(幌車) |
長く車を趣味としてきましたが、普通のサラリーマンの私にとって初めての軽トラです。必要な時期だけ使って手放すつもりで中古車を購入しましたが、あまりの便利良さに手放せなくなりそうです。
今時の車(特に新車で購入する時)は、購入時にオプションを選んでしまえばほぼ完成で、車を趣味とする人を除けば、カスタムやチューニングなど後に手を入れる必要性を感じることは殆ど無いと思います。でも、軽トラはとてもシンプルで、荷台も運転席も使用者が使用目的に合わせて手を入れていく車なんだなと実感しています(トラック全般を含めて商用車はそのようなものなのかもしれません)。
……なんて書いていますが、購入当初は、すぐに手放すつもり……もし気に入れば、4WDのMT副変速機付ということもあり、少しのリフトアップやLSD(デフロックが無いため)などオフロード用の趣味車(最近の流行の上げトラ)として、または屋根上のキャリアや電飾や水中花シフトノブなどミニ・デコトラとして弄って遊ぶつもりでした。しかし実際に使っていると、その気軽さ(小回りがきく便利良さ)に、遊びよりも実用性を重視して手を入れたくなりました。試行錯誤しながら、1/1スケールプラモデルの感覚で遊んでいます。
ここには、(個人的な)使い勝手の良さを求めて行った作業内容を記載しようと思います。
また、記載してあるサイズですが、製品紹介の記載内容の転記や、巻き尺などでの実測値のため、多少の誤差があります。参考値として見ていただければと思います。値段は購入時のもので、その後に変動する可能性があります。
●荷台(幌車)
家族の都合で使用環境が変わりそうなので、幌車化してみました。雨予報の時でも心配なく使用予定を入れることができ、また突然の雨でも困ることがなくなりました。
今回購入したフレームと幌は株式会社三栄物産のRV-2です。幌を付けた状態で約20kg、必要があれば一人でも撤去や設置が可能な重さです。また組み立てや設置は三栄物産にても行われています(追加費用が必要です)。
私が三栄物産製RV-2を選んだ理由は、「三方のあおり全てを開放できる」ことや「一人でも撤去や設置が可能な重さ」であること、「車両へボルト等による固定なしに(特許取得の金具で)高速道路も使用できる」こと、「設置したままでの車検も可能」だということです。そしてRV-2の大きさ(高さ)であれば、「横風に煽られる度合いが軽バンと大差ない」であろうこと、「軽バン用のボディカバーが使用できそう」なこと、「小型(125ccクラスぐらいまで)のバイクならミラーを外せば積載できそうなこと」です。
後ろの窓は思ったより大きなサイズでした。ただ、後方確認や左折巻き込みの確認が難しい(特に左折巻き込みの確認は大きな課題です)ことが(幌車全般の)大きなデメリットです。
車の性能への影響について、最高速度は大きく変わりませんでしたが、そこへ到達するまでに少し時間を要するようになった感じです(計測はしていないので、あくまで個人的な感覚によるものですが……)。やはり風の抵抗は無視できないようです。そして風の抵抗による燃費の悪化は、間違いなく悪化しているはずですが、さりとて明らかな数値として確認できるほどのものではなく、殆ど変化なしと言って差し支えない感じです。
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| 前から | 横から | 後ろから | 荷台との隙間もバッチリ |
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| 巻き上げ状態〜側面〜 | 巻き上げ状態〜後面〜 | 中はこんな感じ | 中はこんな感じ〜その2〜 |
| ……実は3回に分けて撮影していたりします。 | |||
荷物の積み下ろし時には、幌を巻き上げて固定することができます。側面の幌はチャックで前後別々に開けることも可能です。巻き上げた幌は、ペロンと屋根の上に乗っけておくのが一番手軽ですが風があると落ちてきます。でも固定できる仕組みがあるので安心です。側面は市販のゴムバンドなどで固定することができます。もう少し手軽に固定したい時は、ハトメを金具に引っかけておくことも可能です。写真(巻き上げ状態〜側面〜)では左(後ろ)側がバンド固定で右(前)側がハトメに引っかけた状態となっています。後面については固定用のベルトが付属していました。
●幌(幌車)
軽トラ本体が白なので、幌はどんな色でも似合いそうです。
フレームが三栄物産製なので、幌もセットで三栄物産のものとなりました。三栄物産の幌は3種類から選べ、国産品(ポリエステル:エステル帆布6号)が2色(グリーン、カーキ)と海外生産品(ポリエステル:ターポリンPVC)のシルバーがあります。重さは国産品の方が600gほど軽くて、耐久性も海外生産品より高いとのことでした。そう、もちろん、お値段は国産品の方が高いのです。一方海外生産品はキズに対する強度が国産品よりも高いとのことでした。私の用途では家具や箱類、バイクなどを積載することが多いですので、キズに対して破れにくい海外生産品の方が用途に合っていると思われます。そして私の懐具合には安価な海外生産品がピッタリでした!大きな後ろ窓も嬉しい装備です。
●視界悪化への対策〜名古屋の嫁入りモード〜
幌車化にあたり、後方視界の悪化が予想されたので、デジタルインナーミラーを増設しました。購入したのはマックスウィン製のものですが、似たようなものが多く販売されています。シガーソケットから給電できるタイプなので、配線が楽です。更にはドラレコ機能も付いているのが嬉しいポイントです。本来はバックミラーの上に被せて使用するものですが、個人的にはバックミラーは平面鏡が好きなので、バックミラーとは別にダッシュボードの上に設置しました。
幌車化した後に、特に気になったのが左折時の巻き込み確認の困難さです。これは想像以上のものでした。その対策としてビニールカーテンを取り付けてみました。当初は左側面だけの予定だったのですが、取り付けてみたらとても具合が良く、右側面と後面にも取り付けました。ビニールカーテンは防炎機能付きのビニールシート製で、株式会社友安製作所で販売されているものです。サイズだけでなく、ファスナーや金具などカスタマイズにも対応していただけ、自分で追加加工することなく取り付けることができました。カスタマイズ内容は、側面の中央にファスナーを取り付けて、下部にハトメを追加しました。ハトメの数は、側面が全部で4個、後面は全部で5個です。
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デジタルインナーミラー 〜電源offだと普通のミラー 〜バックギアに入れると撮影範囲が変わる ビニールカーテン…… ……名古屋の嫁入りトラック爆誕! |
| デジタルインナーミラー | ビニールカーテン | ||
平ボディの時のような視界を確保することができました……そう、あくまで視界確保が目的だったのですが、気がつけば名古屋の嫁入りトラック(もどき)となっていました。
また、ビニールカーテンは幌の内側に取り付けたので幌を降ろした状態にすることも可能です。そして左右の側面や後面を個別に幌を降ろすことができ、更に側面は前後別々に降ろすことも可能です。積載物(荷物を外から見られたくない場合もあるかなと……)や天候により使い分けようと思います。
※名古屋の嫁入りトラック→徳川家ゆかりの地である名古屋、倹約を旨とする土地柄ですが、結婚式は非常に盛大に行われる風習があります(最近は落ち着いてきたそうです)。特に親が新婦に持たせる嫁入り道具は豪華なもので、それらをご近所にお披露目しながら新郎の家に向かうのです。その際にはトラックを用いることもあるそうですが、荷台を硝子(やアクリル板など)張りとして外から豪華な嫁入り道具が見えるようなトラックも活躍したそうです。嫁入りトラックはバック不可(出戻り不可)という風習で、狭い路地で対向車と鉢合わせた時は、対向車が道を譲ることが暗黙の決まり事らしいです。新婦側はとても派手に振る舞うので、名古屋では「娘三人持てば身代潰す」とまで言われたりもします。
今回のビニールカーテン、ゼロから自分で考え(すでに同じ考えに至っていた方々もいるかもしれませんが……)、部品を手配し、自分の手で取り付ける、試行錯誤を重ねました。自分の手を汚しての車イジりは久しぶりだったのですが、とても楽しかったです。
また、今回はビニールカーテンという物理的な手段での解決となりましたが、まだ幌を降ろした時の問題が残っています。金銭的な余裕と良いアイデアがあれば、デジタル的(カメラ画像)による解決策も併用できればと思っています。ただ、やっぱり「見たいポイントを自由に肉眼で確認できる物理的解決方法が主でデジタル的解決方法は補助」という形が理想かなと思います。
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