SERENA (C27)

主なデータ

車名 SERENA HighwaySTAR V
型式 C27
発動機の型式 MR20DD/SM24
カラー ブリリアントホワイトパール
発動機の形式 水冷4サイクル直列4筒横置(DOHC4バルブ)
総排気量 1997t
最高出力 150/2.6PS
最大トルク 20.4/4.9kg-m
車両重量 1,720kg
改造箇所 カロッツェリア:TS-F1640S-2スピーカー(前)
カロッツェリア:TS-F1640-2スピーカー(後)
シートカバー
シフトノブカバー


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燃料消費率(レギュラーガソリン)
通常:約8〜11km/L
長距離(高速道路):約12〜14km/L

実はC27セレナは2台目(前回は前期型)で、前回の前期型は10年乗るつもりで買いました(結果は約4年での買い換えとなりましたが……)。
そして今回も大幅値引きに助けられての購入です。今度こそ10年乗るつもりで買いました……が、どうなることやら?…………結果は約1年半でした(追記)
次の車はC28セレナなのですが、諸事情含めての衝動買いです。

プロパイロットのページ(前期型購入時のページですが……)

●長所
 前期型と重複することが多いのですが、まずなんと言っても「プロパイロット」でしょう。レベル2の自動運転(というか、運転サポート)ですが、流れている高速道路での運転はとても楽です。人間のように流れ全体を読みながら加減速するわけではなく、まだまだ場当たり的なアクセル操作ですが、それでも自動のハンドル操作と併せて、運転が楽に感じます。前期型でも改良があったようですが、後期型になるにあたって、さらに改良されたそうです。人間はミスをするものなので、その保険という意味でもエマージェンシーブレーキと共に有効な装備だと思っています。運転を純粋に楽しむのなら不要な装備ですが、スカイラインやポルシェと異なり、セレナは運転を楽しむというより、楽しい何かを車を使って行うことが目的な車だと思うなので、プロパイロットはピッタリの車だと思います。
 プロパイロット以外ではC26の時と同じですが、広い車内と多彩なシートアレンジです。C27の購入にあたり、前期型の時も後期型の時もハイブリッド(e-POWER)と迷いましたが、ガソリン車の多彩なシートアレンジの魅力にハイブリッドは敵いませんでした。そして8人乗り(e-POWERは7人乗り)というアドバンテージも大きいです。
 インテリジェントルームミラーも欲しかった装備です。荷物を満載した時に重宝しています。また、個人的には標準車に純正エアロを装着したデザインが後期型の中では一番の好みなのですが、後期型のハイウェイスターのデザインもギリギリで許容範囲だったりします(極めて個人的な感覚ですが……)。スライドドアのハンズフリー機能は前期型と比べて自然な反応になったように感じます(気のせいかもしれませんが)。
 リヤのガラスエリアだけが開くハーフバックドアも前期型同様ですが、とても便利が良いです。良い物は変えなくて正解だと思います。次のC28にも採用されているのが納得です。狭いところでの使用だけでなく、ちょっとした荷物の出し入れに重宝しています。また、走行中にラゲッジ内で荷崩れした場合にも、上だけ開いて荷崩れを修正でき、バックドアを開けた途端の雪崩を防ぐことができます。そして、短所に書いたバックドアのオートクロージャー廃止のところで書いた、ドアが閉まるか閉まらないか微妙な時の対応にも、このハーフバッグドアが役立っています。上半分を空けた状態で、中の様子を覗き込みながら、そっとバックドアを閉めることで、きちんと閉まりそうかどうかを確認できます。緊急時で少し長い荷物を運ぶ際、上半分を半開きにして(紐でくくるなどして)対応することもできるかもと妄想したりしています……今までやったことはありませんが。海辺や新緑の中などでハーフバックドアと窓を全開にして走ったら、空気が美味しくて気持ち良いかな〜……なんてことも妄想しています。
 そして前期型に比べて充実した安全装備も大きな魅力です。特に斜め後ろの警報は非常に有用だと思います。バイクに乗っていると、死角を目視せずに車線変更する車にヒヤリとすることが時々にあるので、自分のミス(見落とし)を防ぐためにもこの機能はとても欲しかったものでした。T32エクストレイルにはあったのですが、次に購入したC27前期のセレナには無く、残念に思っていました。アダプティブヘッドライトも良かったです。これまでのオートライトは単なる上下の切り替えで、カメラが対向車などを発見して減光するよりも、ドライバー自身が対向車などの接近を予測して減光する方が適切だと思っていましたが、アダプティブヘッドライトはライトを左右個別に切り替えるので、自動化されたメリットを充分に感じることができました。都市部や交通量の多い場所では不必要だと思いますが、真っ暗な地方の高速道路などでは快適で便利な装備だと思います。
 細かいところだと、シガーソケット型の電源が二ヶ所となり一ヶ所の増加は、どこかのタイミングで役立つことがありそうです。



●短所
 なんと言っても「プロパイロット」でしょう。高速道路では運転が楽なので、ダメ人間を作ってしまいそうです。
 装備としては、C26にあったバックドアのオートクロージャーが廃止されたのがとても残念です。バタンとしなくても静かにドアを閉じることができるので、夜には重宝しました。また、バイクを積んだ時などで、閉まるかどうか微妙な時は、ドアの勢いでバイクを痛める心配なくドアを閉じることができました。
 フォグランプは……、セレナに限らず最近の車はファッション化されていて、悪天候時に役立つのかどうか分からないほどの暗さだと思います。悪天候時を考慮して黄色のフォグランプが欲しかったので、今回は初めから交換しました。そのフォグランプを黄色くする方法ですが、前期型は球だけの交換で済んだのですが、後期型はランプ本体と一体化しているらしく、ユニットごとの取り替えになります。
 やはりセレナに限らないのでしょうけど、カーオーディオの後付けもナビを考えると難しいです。スピーカーだけは交換しました。個人的には、フロントのツィーターを高い場所(ドアミラーの内側あたり)に持ってくるだけでも、満足度は全く異なると思います。前期型も後期型も日産純正のナビを取り付けましたが、ナビのオーディオは後期型になって更に不満が増えました。ナビにもよるかと思いますが、まずは不自然な音質です。とって付けたように中音域を不自然に膨らませていて、低音はドンドンと大きく鳴るものの奥行きや丸みがなく、高音域は透明感が無いように感じます。また今回はアナログの外部入力端子(AUX)が無かったことも大きな不満です。音質を考えると有線での接続が一番だと思っていますし、個人的には未だにカセットテープもあるので……。
 ナビそのものにも不満はあります。道案内の機能には不満はありませんが、物理的なキーが少なくなって、タッチパネルで操作するものが増えたことです。また、音量は、ダイヤル式でなく、プラスマイナスのボタン(物理的なキーがあるだけでも良いのかもしれませんけど)へと変更になっていました。運転しながら操作する可能性を考えると、操作部を目視しなくても、手探りで直感的に操作できる方が望ましいと考えます。また、タッチパネルはカサカサの指では反応が鈍いこともあり、これも大きな不満です。歳をとるとカサカサになりやすいので、年配者には老眼と相まってストレスとなると思われます。
 これも最近の傾向ですが、スペアタイヤを積んでいないことです。バーストなどパンク修理キットでは対応できないこともあるので、スペアタイヤがあると安心です。個人的な対策として、前期型の時と同様に、C26の部品を利用してスペアタイヤを装着しています。
 キャップレスの給油口は、個人的には使い勝手が悪いです。満タン給油の時には、やはり昔ながらの給油口が使いやすいと感じます。
 最小回転半径は、16インチモデルだと5.7mです。前期型と変更はありませんが少し大きすぎると思います。あと素朴な疑問ですが、S-ハイブリッドはハイブリッドと言っても良いのでしょうか……ハイブリッドを全く実感できないでいます。
 そして、バッテリーの負担(交換コストやバッテリーを製造する環境的な負荷など)を考えると、不必要かもと思うのがアイドリングストップです。二酸化炭素的には良いのかもしれませんが、高性能なバッテリーが必要で特にコスト的には大きな疑問です。
 更に好みの問題ですが デザイン、特にリヤランプが苦手です。そして、前後バンパーのエアダクト風の装飾(ダミーダクト?)も残念に思います。どうせなら、本当のダクトだったらカッコ良かったのにね……と感じています。基本的に多くの車のデザインは前期型の方が好みな感じです。R31スカイラインもZ11キューブも前期型が好みだったりします。デザイナーが世に出したい(工業製品なので多くの妥協はあると思いますが……)と思う形で純粋にデザインしたのが前期型であることが多いのでは無いでしょうか……そう感じます(個人的な想像にすぎませんが……)。また、ツブツブの増えたフロントグリルは、洗車の時の水分の拭き取りがなかなか上手くできません(なにかコツがあれば知りたいです)。
 「最後に声を大きくしたいのが、ライトスイッチです。法規制のためやむを得ないのですが、ドライバーの意思で走行中に消灯できないことです。すでに黄色のヘッドライトは規制されていますので、濃霧や雪など悪天候の場合でも、必ず白いライトを点けなければ走れないことです。白色の光は反射が眩しいので、フォグランプの黄色い光だけで走りたい時も、もうそれが許されないのです。この改正を考えた偉い人は悪天候の中を運転したことは無いのでしょうか……、危険だと思うので再検討をして欲しいと考えます」……と思っていましたが、次の方法でフォグランプだけで走ることが可能だということを知りました。ヘッドライトが点いた状態で走行中にフォグランプを点灯、その後にヘッドライトの消灯スイッチを入れる、そうするとフォグランプ(とスモール)だけになります。自分が不勉強なままでの批判に反省です。でもやっぱり操作が面倒で、また後退時にもスモールだけにできない(駐車場で正面の車の人が眩しい)など、短所であることには変わりないと思います。



●追記(令和4年12月31日)
 C27前期型セレナと入れ替えとなった新車購入のC27後期型セレナですが、ご近所さんも知り合いも全く気がつきません。

後期型 前期型

 ……まぁ、車に興味の無い普通の人は気がつかないよね、やっぱり。

●追記(令和5年4月30日)
 ずっと不可能だと思っていたヘッドライトを消しての走行ですが、フォグランプ(とスモール)だけでの走行が可能だということを知りました。そのため、上記の短所の欄に追記しました。偉い人はきちんと考えていたのでしょう……やっぱり偉い人は偉いということで。
 取説にはそれとなく記載されていましたが、できることを知らないで読んだ場合に理解すること(消灯できるとイメージすること)は難しいかもしれません。

●追記(令和5年12月31日)
 エンジンオイルの交換にあたって、オイル添加剤を入れてみました。インパルのスーパーADD1202です。説明チラシを読むと、カーボンナノチューブとナノファインセラミックで金属部分に被膜を作るそうです。具体的にはシリンダーやピストンリングに被膜を作り、フリクションを低減させてることにより、燃費向上やメカニカルノイズ低減などを行うようです。また、エンジンオイルが作用する部分に全般的に皮膜を作るので、エンジンオイルを利用して稼働するような部分にも好影響があるようです。
 で、個人的ながらも感想を書いてみました。約10,000kmほどでのオイル(とオイルフィルター)交換と、添加剤を入れたという精神的効果(プラシーボ効果)を含めての感想になります……
・アイドリングストップ機能での、エンジン停止や再始動時がニュルっと滑らかになったように感じます(特に再始動時の振動が減ったような……)。
・高速道路を走行した時にエンジンノイズが少なくなったように感じます(一般道ではそれほど感じませんでした)。
・多分に気のせいかとも思いますが、幾分かエンジンのカサカサ感が減った感じ……かも……しれません。
・エアコンのコンプレッサーが入った時のショック感が減ったように思えます。
・エンジンブレーキを使用した時(O/DスイッチOFFした時)に、ニュルっと違和感が出るかなと思いましたが、こちらは感じませんでした。ただ、効き始めが穏やか(滑らか)になった感じがするので、人によっては弱くなったと感じるかもしれません。
・「機械が動いている」「エンジンが頑張っている」という感覚は減少するので、エンジンの味を求めるような車には不向きだと思います(極めて個人的な見解ですが……)。

・エンジンには優しそうですが、お財布を強く攻撃するお値段です。
と、まぁ、そんな感じの感想となりました。お値段を考えなければ、入れ続けたくなる添加剤だと思います。燃費向上もその効用に掲げられていますが、こちらはもう少しデータを蓄積しないとなんとも言えない感じです。でも、燃費改善の効果で添加剤の価格を回収できるかは不明です(添加剤一般についての個人的な感覚では、添加剤の価格分を取り戻すのは困難だと思います)。
 エンジンオイルの交換時期についてですが、取説では15,000kmとなっていました。でも古い人間(昔の自動車の感覚)の私にとっては、少し不安な距離だったので、少し早めの10,000kmで交換としました。個人的には、もう少し短くても良いような気がしています(環境への影響も考慮しなくてはならない時代ですが……)。

●追記(令和6年12月31日)
 令和6年、年初からいろいろなことが発生していますが、個人的な狭い範囲でも非常に多くの出来事が発生中です。そんな中、諸事情含めての衝動買いにて、C28セレナへと変更となりました。次はハイブリッド(e-Power)にしてみました。諸事情の中で最も大きかったのは、寒がりの家族がいることです。家族を乗せる時は近場が主となるので、エアコンが暖まる前に目的地到着となるのですが、次に購入したC28セレナには後席にもシートヒーターが装備されていたので、それが決定打となりました。またエアコンについても、前後だけでなく前席左右の温度設定も変えることができるのも大きな魅力でした。



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