R32のリフレッシュ 4 



 平成もあっという間に25年となってしまいました。平成元年式の我が家のR32は、来年で四半世紀前の車となってしまいます。
 そんな車、それもほぼノーマルで高速サーキットを走ってみました、しかも車だけでなく運転手も初サーキット(笑)、もう周囲に迷惑をかけまくってきました。
 そしてその直後、もう少しリフレッシュを進めることとしました。今回は足回りのリフレッシュとブレーキパッド(社外品)交換です。
 前回のショックアブソーバーの交換は平成22年(リフレッシュ3)だったので少し早め(寿命前)の交換となります。前々回の足回りの交換は平成13年でした(リフレッシュ1)。3回目の社外品への交換です。1回目はスプリングとショックアブソーバー、2回目はショックアブソーバーのみの交換でした。そして3度目は初めての車高調整式です。


●ブレーキパッド交換(ニスモ S-tune)
 フロントのブレーキパッドがそろそろ交換時期の予感です。交換にあたって初めて純正部品以外のパッドを選択してみました。
 第一印象は、純正に比べるとと制動力がスッと立ち上がる感じです。まだハードなブレーキは行っていないのですが、フィールの変化だけでも満足です。



●シフトノブ交換(ニスモ GTシフトノブ ソフトウレタン製)
 純正のシフトノブはとてもお気に入りでしたが、随分とすり減ってきました。純正部品を注文したことがあるのですが、部品が統合されたのか、黒でなくグレーのものしか出てきませんでした。その後、ニスモのノブを購入してみましたがなんとなくイメージが違い、取付には至りませんでした。今回も交換を迷いましたが、思い切ってニスモ「GTシフトノブ(ソフトウレタン製)」に変更してみました。細身のこのシフトノブと、球形の「クスコ スポーツシフトノブ」と迷いました。いろいろ試してみようかなと思ったりもします。



●車高調 投入(クスコ ストリート ゼロ A)
 3度目の交換にして、ついに車高調に手を出してしまいました。純正→タナベのサステックダンパー&CVSスプリングのセット物→カヤバNew SR(アブソーバーだけ交換)→クスコSTREET ZERO Aです。ピロにしました。R32スカイラインは生産終了から20年ほどの車です。GT-Rでない基準車は、どの位の台数が現存しているのでしょうか? そんな状況下、R32基準車の車高調も随分と少なくなってきました。今回の足回りの希望条件は、
1.オーバーホールが可能であること(この先も長く使い続けることができるように)
2.車の使用目的は「長距離ドライブ」であることが多いので、固すぎず、ある程度の車高を維持できるもの
3.運転の下手な自分でも扱いやすいように、限界域での挙動が穏やかなもの
でした。
 結果、車屋さんのお勧めでこの車高調にしました。バネは標準の7kにしました。同時に、奮発してe-con2(減衰力を車内より調整)も取り付けました。調整幅は40段階もあるようですが、自分には 猫に小判 だと思っています(正確には車高調そのものが 猫に小判 だと思いますけど)。減衰力調整を車内からできるのは、R31スカイライン(純正で3段階)以来です。


●ホイールアライメント調整
 車高調への交換と同時に、ホイールアライメントも調整してもらいました。前回の調整は平成22年だったのですが、今回も随分とずれていました。

●平成25年5月11日
 ショック交換後、とりあえず慣らしで首都高を走ってみました。第一感想を記しておこうと思います。
 まずはショックの交換でなくアライメント調整の影響だと思いますが、まっすぐ気持ち良く走るようになりました。例えると、シャツにアイロンをあてる前と後のような変化です。・・・・・って前回も同じようなことを書いていました。ゆっくりと首都高を走ってみての感想は、カーブや加減速に際して車の動きがフラットになりました。脚を固めたので当然ですが、グラグラとした揺れがなく、とても乗り心地が良いです。スポーツ的な走りをしなくても、もうそれだけで満足です。また首都高の継ぎ目なども、揺れが一発で収まる感じで、固い脚のデメリットは感じません。ハンドルもきった分だけ曲がるという感じです。ただ、今までと違うダイレクトな感覚に少し戸惑っています。
 最大のデメリットは・・・・・・貧乏サラリーマンにとってはお値段が高かったよ・・・・・・。それだけの価値はあると思いますが、自分にはその価値の大半が「猫に小判」だったりするのです。でもでも、イイものはイイのです!


●その他
 R32のような古い車にはエアコンフィルターなど付いていません。まだ臭いなどは気になりませんが、もう四半世紀前の車なのでエアコンの洗浄をやってみてもらいました。
 また、昨年に引き続いて、ボディ下回りのコーティング(床下コート)も施工してもらいました。古い車なので、楽しみながらも大事にしたいです。



 左:キャリパーから見えるオレンジのプレート

 中:新しいシフトノブ

 右:初めての車高調





R32に戻る


簡単な整備&リフレッシュ作業に戻る